千里ライフサイエンスセミナーW3 第10回免疫・感染症シリーズ
「ワクチン・レボリューション:研究開発者たちの挑戦」
1.日時:2024年9月3日(火)10:30~16:25(WEB配信併用)
セミナー終了後、講師と会場参加者との交流会(名刺交換会)実施
2.会場:千里ライフサイエンスセンタービル5階 山村雄一記念ライフホール (大阪メトロ御堂筋線・北大阪急行、大阪モノレール 千里中央駅下車)
3.コーディネーター・座長:
河岡 義裕 東京大学医科学研究所 特任教授
渡辺 登喜子 大阪大学微生物病研究所 感染機構研究部門 分子ウイルス分野 教授
4.開催趣旨:
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックは、世界中で公衆衛生と社会経済に甚大な影響を及ぼした。欧米主導のCOVID-19ワクチンの開発と普及が、パンデミック収束の鍵となったが、日本でのワクチン開発は世界に対し後塵を拝することとなった。パンデミックが収束した今、次なる感染症有事に備えるためにも、COVID-19ワクチン開発において日本が直面していた課題とその対応策について見直し、国内での迅速なワクチン開発を可能とする方策について議論することは非常に重要である。本セミナーでは、日本にワクチン・レボリューションを起こすべく、日々挑戦を続ける研究者が、mRNA、不活化ウイルス、弱毒生ウイルス、ウイルスベクター、組換え蛋白質など、様々なプラットフォームに基づくワクチンの開発研究について、最新の知見を紹介するとともに、国内のワクチン開発研究の現状と課題、およびその対応策について議論する。
5.プログラム:
10:30-10:35 挨拶 千里ライフサイエンス振興財団 理事長 審良 静男
10:35-10:40 はじめに 東京大学医科学研究所 特任教授 河岡 義裕
10:40-11:10「理想的なインフルエンザ及びCOVID-19ワクチンの開発」 北海道大学 人獣共通感染症国際共同研究所 特別招聘教授・統括 喜田 宏
11:10-11:40「ワクチンの至適化に資する基盤技術構築」 大阪大学微生物病研究所 BIKEN次世代ワクチン協働研究所 特任教授 吉岡 靖雄
11:40-12:10「細胞質型RNAウイルスベクターBC-PIVを用いた経鼻ワクチン開発」 三重大学大学院医学系研究科 感染症制御医学・分子遺伝学分野 教授 野阪 哲哉
13:00-13:30「新興感染症の征圧を目指して」 東京大学医科学研究所 特任教授 河岡 義裕
13:30-14:00「遺伝子欠損変異エボラウイルスを用いたワクチンの開発研究」 大阪大学微生物病研究所 感染機構研究部門 分子ウイルス分野 教授 渡辺 登喜子
14:10-14:40「組み換えタンパクワクチンの特徴と今後の展望」 塩野義製薬株式会社 ワクチン事業本部 理事 ワクチン開発研究所 所長 山本 美奈
14:40-15:10「次なるパンデミックに備えて~『ワクチン開発・生産体制強化戦略』に対する“産“としてのコミットメント」 KMバイオロジクス株式会社 執行役員 研究開発本部 製品開発部長 園田 憲悟
15:10-15:40「新型コロナワクチン開発の取り組み」 第一三共株式会社 日本事業ユニット ワクチン事業本部 本部長 丹澤 亨
15:50-16:20 パネルディスカッション 『仮題:100 days missionを達成するために取り組むべきこと』
16:20-16:25 おわりに 大阪大学微生物病研究所 感染機構研究部門 分子ウイルス分野 教授 渡辺 登喜子
6.参加費:無料
7.定員:会場100名、WEB配信500名(要事前申込・定員になり次第締め切り)
8.申込方法:当財団のホームページの「参加申込・受付フォーム」から8月29日(木)までにお申込みください。(https://www.senri-life.or.jp/event_upcoming/seminar/)
1) オンサイト会場にお申込みの方:開催日前に参加案内をE-mailでお送りします。
2) WEB配信での参加お申込みの方:開催日前に参加方法をE-mailでお知らせします。
9.主催:公益財団法人 千里ライフサイエンス振興財団
後援:バイオコミュニティ関西