第64回日本神経病理学会総会学術研究会/第66回日本神経化学会大会 合同大会 ご参加の御礼とご挨拶

第66回日本神経化学会大会 大会長 今泉和則

7/6(木)~7/8(土)に神戸国際会議場で開催されました合同大会が無事終了致しました。完全オンサイト開催ということもあり、参加者総数が1000名に迫り(962名)、各会場とも大盛況でした。本学会が重視する“議論を尽くす”大会が久しぶりに完全復活できたように思います。

今回は日本神経病理学会との合同大会ということで、“融合”がひとつの大きなテーマでした。プレナリ―レクチャーでは澤明先生、田中耕一先生が、領域の融合による学際的アプローチが疾患研究を含めブレインサイエンスの発展に欠かせないことを強調されました。両学会による合同開催の価値を高めていただいた強力なメッセージだったと考えています。また、大会期間中にアルツハイマー病治療薬が米国で正式に承認されるビッグニュースが飛び込み、岩坪威先生のプレナリーレクチャーはまさにタイムリーなご講演でした。発表演題数が551題にのぼりましたことも当初の想定を大幅に上回りました。その中で見解の異なる研究者がディベートで論じ合うシンポジウムは、その領域の研究の問題点が描出でき重要な議論になったと感じています。その他にも多様な企画が数多くあり、どの会場も熱気に包まれていました。懇親会も驚くほど盛況で会場定員にあたる約300名の先生方にご参加いただきました。定員オーバーのためご参加いただけなかった先生には大変申し訳なくお詫び致します。

最後に、大会開催の準備に携わっていただきました実行委員、プログラム委員の先生方はじめ多くの関係者の皆様、そして大会にご参加いただきました皆様に心より感謝申し上げます。

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