理事長だより 良い年末年始をお迎えください
年末を迎え、いつもにも増して慌ただしい毎日をお過ごしのことと思います。急に寒くなりましたし、コロナもインフルエンザも流行っております。会員の皆様におかれましては、体調に十分留意されて年末年始をお過ごしいただければと思います。
さて、新しい執行部体制になって本年も3/4が終了しましたので、この期間を振り返って反省するとともに、改めて今後の活動についての思いを述べたいと思います。
前半の最も大きなイベントは、7月に神戸で開催された第66回日本神経化学会大会(今泉和則大会長)でした。今回は、第64回日本神経病理学会総会学術研究会(望月秀樹大会長)との合同大会として開催されました。初めての組み合わせによる合同大会でしたが、基礎と臨床が非常にうまく融合した、素晴らしい熱い大会となりました。いつもと異なる組み合わせで開催する合同大会は、本当に大変ではありますが、その分これまでに無い新しい発見や新しい交流が生まれます。今後とも、日本神経化学会の独自性は大事にしつつも、合同大会を開拓・発展させて行きたいと考えています。来年2024年は、日本神経科学学会、日本生物学的精神医学会との3学会合同でNEURO2024が福岡で開催されます(7月24日-27日)。こちらも鋭意準備中ですので、どうぞご期待いただくとともに、皆様方の積極的な発表・ご参加をお願い申しあげます。
今期のスローガンは「伝統の継承と持続的な発展」でした。少し抽象的ではありますが、この目標を達成するために幾つか委員会を新設したり、イベントを計画いたしました。ただ、私のフォローが十分ではなく、また到達目標が具体的で無かったこと等があり、まだうまく機能していない状態かもしれません。今後はより頻度の高いディスカッションを通じて、進捗状況の確認や方向性の修正等を行っていく予定であります。「伝統の継承」の箇所が特に大変ですが、これも後半戦以降大いにご期待いただければと思います。
学会の情報を会員の皆様と共有するために、理事長だより、委員長便り、また「私と神経化学」等の特別寄稿の配信は、大事なイベントと考えております。前期はその頻度が足りなかったかもしれません。あまり学会からメールばかりが届くのも、鬱陶しいかと思いますが、適切で快適な頻度で皆様に情報を発信し、学会に関する様々な事項を皆さんと共有して行きたいと思っております。
何はともあれ、本年も皆様方に支えられて本学会を運営できたこと、大変有り難く思っております。来年以降、様々な新しい取り組みを実行に移して行きたいと考えております。引き続き、ご理解とご協力をよろしくお願い致します。どうぞ良い年末年始をお迎えください。
2023年12月26日
理事長
小泉修一